終わったけどまた始まる

先週週末は、くじら企画さんの制作のお手伝いでがっつり2ndに張り付いてました。
誉田です。



くじら企画は、故大竹野正典氏のプロデュース劇団です。
大竹野さんが亡くなってから、1年半をかけて関係者の方々の尽力で、大竹野さん演出の再演企画をされていました。
私は、今回客演頂く池上和美さん・秋津ねをさんのお声かけのおかげで、憧れだった劇団のお手伝いをしました。



個人的な思いで申し訳ないのですが、私はいつかくじら企画に参加出来る役者になること、を目標にしていました。
その目標が突然無くなった事、素晴らしい作家・演出家である大竹野氏の突然の死が、どうしても悔しくて悲しくて、スタッフを探していると聞いた時、なんでもいいから手伝わせてくださいとお願いしました。



追悼公演はどれも、いつまでもいつまでも脳裏に焼きつくような、素晴らしい舞台でした。
芝居を芝居として見るのではなく、その人の人生や思考や、状況を目撃あるいは体験した感覚の舞台でした。
こんなことはあまりありません。
どこまでもリアルでした。



「あぁ終わってしまった」と思います。
しかし、私たちの芝居人生はまだまだ終わりません。
ここが新たな分岐点、とでも言いましょうか。
芝居をやることを、やり続けることを気持ちを新たに決意した感じです。



まだまだ言葉には出来ないですし、答えも出ませんが、
芝居に携わる者として、出来ることをやり続けよう、と思います。




そして、私たちには公演があります。
終わったと感傷に浸る間もなく、稽古があります。
お芝居ができる環境にあることがどんなにありがたく、嬉しい事か。



そんなことを思いながら、本日の稽古場日記を書いています。



さて、本日岩橋は体調不良で仕事をお休み。
午前中いっぱい寝て、なんとか回復したところで台本を書き始めました。
私とみりっこ、そして大介君の奥様のーにんのオリゴ婦人会3人は、別室でせっせとDM作業。



大量のチラシを折り終わったところで、岩橋も本日分の台本を書きあげました。


今回は、みりっこのラストシーン。かな?
絡むのは客演みっちーこと向田倫子さん。
残念ながら本日みっちーはお休み。
でもなかなか印象的なシーンになりそうですよ。



今日は、先日オークションで落札したシルバーカーを持参。
これを使う池上さんは、何やらカスタマイズを考えておられます。


嬉しそうですね。







気がつくと客演のニクちゃんこと林裕介君の写真ばかり撮っていました。
彼は絵になるのです。
写真を撮ると良く分かりますが、流れないというか、決まるというか。
とてもよい被写体だと思います。










ニクちゃんとみりっこ。何やら意味深。









これまた意味深。ニクちゃんとツネ。腐女子向け。



なんだかニクちゃんは翻弄する役回りのように見えますね。
岩橋はニクちゃんに、しれっと人を騙す役を振るのがお好みのようです。
御本人はとても優しくまっすぐなナイスガイ。
共演者にニクちゃんファンは多数います。




まだ出番のない唐土ちゃんは、ガトーの代役をさせられたりしています。
彼女は声優の専門学校卒業。
色んな声を出す訓練をしていた役者さんです。
男役を振られても、ちゃんと声を作ってくれました。
まだ19歳ですからね、伸び盛りですね。




終了30分前にくじら企画の制作隊長ねをさん登場。
1シーンだけやって、本日は終了です。


さて、公演まであと1カ月。
やることテンコ盛りですが、楽しくやれたらそれが一番。
楽しい事をしようよ、ってのが大竹野さんのスタンスだったようですしね。
オリゴもおんなじですわ。