最後の稽古

ついに最終稽古日となりました。
誉田です。


本日はDNAさんのスタジオにて稽古。
結局、一度も全員がそろわないまま最終日を迎えました。
ここ数年なかったことですんで、少々不安も残りますが。
やるだけのことはやった、はず。


「皆さんにお伝えするべきこと、
出来ることは全て稽古中にやりました。
あとは、本番で役に集中するだけです」


と、演出のお言葉。
しかと胸に刻んで、明日は小屋入りです。


本日は、忙しい中時間を見つけて駆けつけてくれた
長坂さんのシーンを中心に。
長坂さんはセリフは言わないけど、
誰よりも雄弁にアコーディオンで空間を語ってくれます。
いつもは舞台上では演奏者としての長坂さんが、
今回は物語の役を演じてくれてるのです。
時に笑っているような、
慈しんでいるような、
そんな音色も今回の見どころの一つ。


稽古前に駆けつけてくれたいっちー先生のダンスもおさらい。
「大丈夫です!あとは現場合わせ!」
と力強く言ってもらい、皆気合いが入ります。


音響のあなみさんも来てくださいました。
稽古中に何気に音を出してくださって、
シーンを盛り上げてくれます。


あぁ、こうやって、いろんな方の力を借りて
お芝居が出来上がっていくのだと、
ひしひしと感じます。


明日から小屋入りです。
始ってしまえば、いつものことながらあっという間に終わってしまう。


岩橋は
「僕は、来てくださったお客様はもちろんですが、
芝居の神様への奉納のつもりで芝居をしてるんです」
と言いました。
大それた言い方に聞こえるかもしれませんが、
芝居の神様はきっと、いる。
私たちにとって大切なハレの日です。


よければ是非来ていただければ嬉しく思います。
ご予約は明日まで。
應典院でお待ちしております。