ありがとうございました!

祭りは終わり。


オリゴ党20周年企画公演その3 オリゴ党第31回公演『ブキミの谷』は、昨日終演しました。
まさかの台風直撃でしたが、無事に終えることができました。
暴風・大雨の中、ご来場いただいた皆様に心より御礼を申しあげます。
また、交通機関の影響等のために、劇場までお越しになれなかった皆様、オリゴ党としても大変残念でなりません。



この日記でも懸念されていた、今中黎明の腰も最後までなんとか持ちましたこの公演、各方面より様々な反響があり、嬉しいやら、なんだかくすぐったいやらです。

今回は、10代〜20代の東尾咲さん、やまだけいさん、平賀のぞみさん、そして、電動車椅子で出演していただきました義足の女優・義足のダンサーとして活動している森田かずよさん、石川の日本海が生んだ注目女優・大江雅子さん、オリゴ党準レギュラー(?!)林裕介さん、アコーディオン奏者の長坂憲道さんをゲストに迎え、さらには育児中の田中愛積が娘をおんぶして登場というバラエティに富んだ顔ぶれでお送りしました。

また、冒頭にはロボットダンス(振付:櫟原将宏)、劇中に演者による楽器演奏(初音ミク「ハト」)・歌(作詞:岩橋貞典/作曲:長坂憲道)も盛り込みました。作・演出の岩橋がかねてからやりたがっていた「電動車椅子カーチェイス」もついに実現。



少し未来の破産してしまった私設図書館。そこで働いているのは、みんな一癖も二癖もある人ばかり。
そんなところへやってきた、破産管財人
キミたちはいったいなんなんだ!?
ロボット?人間?アンドロイド?
障害って何?自由って何?
・・・という世界で繰り広げられる、誰しもが持つ、他人との心理的な「谷」や「崖」についてをテーマにした、今回のオリゴ党。
お話はさわやかに終わっても、なにか言葉では表現できない「なにか」が、心に残っていたら幸いです。



これをもちまして、オリゴ党は20周年企画公演を終了し、21周年を迎えます。
それに伴い、座長を交代いたします。
実はオリゴ党には座長という役職はなく、岩橋はいつも代表と名乗っていたのですが。
今後は座長・渡邊大介がオリゴ党を率います。
というわけで、次回は座長襲名公演です。



第32回公演『社会的な彼女』(仮題)
作・演出/岩橋貞典



・・・えー、いつものように岩橋の台本を岩橋が演出します。
いつもといっしょです。
2013年3月下旬上演予定です。



毎回公演が終わる度に思うことですが、オリゴ党は本当に人に恵まれた劇団だなあと感じます。
今回も多くの方にお手伝いいただきました。
みなさまあってのオリゴ党です。
今回の公演に、色々な関係で携わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。
もしよろしければ、またオリゴ党と遊んでください。
そして、オリゴ党と遊びたい!という方は、ぜひご連絡ください。






『でも、そのとき私の中で何かが動いたことだけは、間違いない。確かだ。
だから、それを忘れない。そして、それを、言葉に、表現に、していきたい。
それはまだ見ぬ、或いはすでに見た知ったしかし表現しきれぬ、何かだ。
まだまだ私には、やり残したことがこんなにあるじゃないか。
それを、やろう。』
(オリゴ党第31回公演『ブキミの谷』パンフレット「いつの日か夢の続きを」(岩橋貞典)より抜粋)




長文ですみません。
丁稚こと宇野あいでした。